沖縄の焼き物"やちむん"

沖縄の方言で「焼き物」を意味する"やちむん"。

その歴史は古く琉球王国時代から始まりました。

今でいう日本や中国などとも交易が盛んだった琉球は、様々な文化やものを吸収しながら独自の歴史を築いてきました。

やちむんもその歴史の中で様々な変遷を描きつつ、今も沖縄の工芸品として人気を誇っています。

"やちむん"というと伝統的なものがイメージされがちですが、現在は県内外の数多くの若手の方々が沖縄で修行し独自のデザインで作陶されています。

作家さんのご出身地や修行された場所、好きなものなど、歩んできた人生の何かしらが作品に現れてきます。

本来であれば目に見えないはずの心が、作品という形になって見ることができるのもやちむんの面白さだと思います。

沖縄はちゃんぷるー文化とも言われるように、様々なものが入り混じった独自の文化を築いています。

それは沖縄が琉球王国時代から培ってきた交流、受け入れる力の成せるものだと思います。

当店では作家さんのご出身地やデザインなどに関わらず、この沖縄という地だからこそ生まれた作品達を"やちむん"とし、お取り扱いさせていただいています。